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トピックス アーカイブ

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研究トピックス アーカイブ

最終更新日:2016.8.1

研究トピックス

教員、研究室をクリックして研究内容が表示できます。

トピックス一覧(投稿の新しい順に一覧)
小林達彦教授
グループ
本庄賢特任助教 丹羽隆介准教授
天久朝恒さん
兼森芳紀助教
馬場忠教授グループ
鶴田助教 千葉教授
グループ
和田洋教授
グループ
岩井宏暁准教授
グループ3
谷口俊介准教授
グループ
澤村京一准教授 江面教授 松倉教授
野中助教グループ
高谷直樹教授グループ2 笹倉靖徳教授
小椋陽介博士
豊福助教・野村教授
グループ
千葉親文准教授2
田中響さん
蓑田歩助教2
奈佐原准教授・秋津
研究員グループ
ブザス ディアナ准教授 深水昭吉教授 丹羽准教授 深水教授
廣田助教 島田研究員
谷本教授・松崎助教
グループ
植田教授・釜江助教
グループ
竹下典男助教 臼井准教授 知念研究
員グループ
氏家恒太郎准教授 柴助教・稲葉教授
グループ2
柴博史教授 王碧昭教授
野口隆明研究員グループ
下田臨海実験センター
研究グループ
白岩善博教授2 江面教授 増田研究員
有泉准教授3
石賀康博助教 千葉智樹教授3 有泉亨准教授3 町田龍一郎教授
グループ5
石田健一郎教授
グループ1
渡辺秀夫研究員
グループ
有泉助教 篠崎研究員
江面教授グループ2
中野裕昭准教授
グループ3
江面浩教授
グループ3
林純一研究室3
岩上哲史助教 Bogdan ENESCU
准教授
丹羽隆介准教授
グループ3
八反地剛講師 谷口俊介准教授
グループ
八木勇治准教授
グループ2
町田龍一郎教授
グループ4
丹羽隆介准教授
グループ2
蓑田歩助教1 礒田博子教授
グループ2
町田龍一郎教授
グループ3
千葉親文准教授1
Md. Rafiqul Islam
稲垣祐司准教授
グループ
古久保-徳永教授
グループ
中野裕昭助教2
有泉助教・江面教授
グループ1
北村豊教授 笹倉靖徳教授
グループ1
柴助教・稲葉教授
グループ1
上松佐知子准教授2
石田健一郎教授
グループ1
松﨑仁美助教 岩井宏暁講師2 高谷直樹教授1 林純一研究室2
白岩教授・井上教授
グループ
町田龍一郎教授2 瀬古澤由彦助教 鈴木パーカー明日香
研究員
岩井宏暁講師1
植田宏昭教授 桑山秀一准教授2 Sylvain Agostini助教 池端慶助教 青柳秀紀教授
上野健一准教授 鬼頭昭雄研究員 田村憲司教授 三浦謙治准教授 堀江健生助教
Randeep Rakwal教授 田林明教授 馬場将人研究員 八木勇治准教授1 中野裕昭助教1
江面浩教授2 若狭幸特任助教 横山亜紀子助教 中村顕准教授 西井稜子研究員
久田健一郎教授2 志水勝好生講師 足立泰久教授 山路恵子准教授 森川マリノさん
野口良造准教授 浅野敦之助教 楊英男准教授 柴小菊助教 下野綾子助教
丹羽隆介准教授1 今泉文寿助教 門脇正史助教 久田健一郎教授1 桑山秀一講師1
糟谷大河博士 真木太一客員教授 林純一研究室1 植田研究室 上條隆志准教授
和田茂樹助教 千葉智樹教授2 深水昭吉教授 礒田博子教授 今孝悦助教
町田龍一郎教授1 佐藤忍教授2 上松佐知子准教授1 千葉智樹教授1 恩田裕一教授
田中博教授 橋本義輝准教授 氏家恒太郎准教授 佐藤忍教授1 江面浩教授1
溝口剛准教授
トピックス記事
  
2016.8.1
=ごまセサミン代謝研究の扉 ― 開けゴマ! ~ゴマ由来生理活性物質セサミンを分解する微生物とその代謝酵素の発見~=
―生物機能科学専攻 小林達彦教授グループ―

生物機能科学専攻 小林 達彦教授の研究グループは、ゴマ由来の生理活性物質であるセサミンを代謝する微生物を同定し、セサミンをセサミンモノカテコールとセサミンジカテコールへと変換する酵素を発見しました。セサミンモノカテコールとセサミンジカテコールは、セサミンより強い抗酸化活性を示す有用な素材であることが知られています。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.6.29
=ショウジョウバエを使って私たちの痛みの謎に迫る ~痛覚神経機能に重要な遺伝子を多数発見~=
―生物科学専攻 本庄賢特任助教―

生物科学専攻 本庄賢特任助教らの研究グループは、キイロショウジョウバエを材料にした研究から、痛覚神経の機能に重要な新しい遺伝子を多数同定することに成功しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.6.22
=交尾刺激が卵子の幹細胞増殖を促進する ~卵子を作り出す過程を制御する新しい神経内分泌メカニズムの発見~=
―生物科学専攻 丹羽隆介准教授・天久朝恒さん―

生物科学専攻 丹羽隆介准教授と生命環境科学研究科 天久朝恒大学院生(日本学術振興会特別研究員)は、メスの生殖幹細胞の増殖を制御する新しいメカニズムをキイロショウジョウバエで発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.6.15
=精子頭部を正しく形作るために必要なタンパク質を発見 ~男性不妊症の原因究明と新規診断法につながる成果~=
-生物機能科学専攻 兼森芳紀助教 馬場忠教授グループ―

生物機能科学専攻 兼森芳紀助教と馬場忠教授(TARAセンター連携教員)らのグループは、大阪大学微生物病研究所の伊川正人教授と理化学研究所バイオリソースセンターの小倉淳郎室長(筑波大学連携大学院教授)らとの共同研究により、精子頭部が正常に形成するために必要なタンパク質ACRBPを発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.6.7
=癌関連タンパク質の発現量を調節する新しいメカニズムの発見=
-生物科学専攻 鶴田文憲助教 千葉智樹教授グループ―

生物科学専攻 鶴田文憲助教、千葉智樹教授らの研究グループは、生物機能科学専攻 兼森芳紀助教、馬場忠教授らとの共同研究で、細胞増殖抑制遺伝子p21の発現量を調節する新しいメカニズムを発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.5.26
=サカナの鰓がくり返しパターンでつくられる仕組みを解明 ~脊椎動物がもつもう1つのくり返し構造の作られ方~=
-生物科学専攻 和田洋教授グループ―

生物化学専攻 和田洋教授、同大学院 岡田和訓博士(現在は基礎生物学研究所 研究員)、岡崎統合バイオサイエンスセンター/基礎生物学研究所 高田慎治教授らは、メダカの鰓がかたち作られる初期段階で、鰓のもとになるくり返し構造が作られるためにpax1という遺伝子が鍵となる役割を果たすことを発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.5.11
=植物の受精効率を高める糖鎖「アモール」を発見 ~化学合成に成功~=
-環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁准教授―

環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁准教授は、名古屋大学 東山哲也教授、チューリッヒ大学、埼玉大学の研究グループとの共同研究で、植物の受精率を高める糖鎖「アモール」を発見しました。この物質は植物に特有なアラビノガラクタンと呼ばれる糖鎖を持ち、さらに、この糖鎖の末端に存在する2糖だけでも活性を持つことを明らかにしました。受精効率を高める研究を大きく前進させ、農作物など植物生産分野でのさまざまな応用に結びつくと期待されます。 論文はCurrent Biologyに掲載されました。
(詳細はこちら名古屋大学プレスリリースから)
2016.5.11
=決まった位置にセロトニン神経が形成されるメカニズムの一端を解明 ~ウニ初期胚を用いた研究から~=
-下田臨海実験センター 谷口俊介准教授グループ―

下田臨海実験センターの谷口俊介准教授と日本学術振興会特別研究員(RPD)の谷口順子、竹田典代研究員(現 東北大学浅虫海洋生物学教育研究センター助教)、および稲葉一男教授は、バフンウニを研究材料として、2つの転写因子FoxQ2とHbn、およびそれぞれの発現を制御するWntとNodal経路の協調的な働きが、セロトニン神経の正確な分化位置を決定していることを明らかにしました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.5.10
=小さなハエが教えてくれる大きな話=
-生物科学専攻 澤村京一准教授―

生物学の授業で、メンデルの遺伝の法則を学んだはずです。メンデルは、エンドウマメの交配実験で遺伝の法則を発見しました。その後の遺伝学の発展を支えたのはショウジョウバエという小さなハエでした。1900年代の初めに、アメリカの遺伝学者モーガンの研究室で始まった研究がきっかけでした。

(詳細はこちら全学ホームページ、TSUKUBA FUTUREのコーナーから
2016.4.27
=“青いトマト”に含まれる毒性成分をコントロールする遺伝子を発見~トマトやジャガイモの毒性成分の抑制に可能性~=
-生物圏資源科学専攻、遺伝子実験センター 江面浩教授・松倉千昭教授・野中聡子助教―

生物圏資源科学専攻、遺伝子実験センター 江面浩 教授・松倉千昭 教授・野中聡子助教らの研究グループは、奈良先端科学技術大学院大学 庄司翼 准教授、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構、明治大学、理化学研究所、東京工業大学の研究グループとの共同研究で、トマトの毒性成分であるトマチンの蓄積量をコントロールする遺伝子を発見しました。この遺伝子は、トマチンの生成過程に関わるすべての遺伝子を統括する「マスター遺伝子」と考えられます。今後、この遺伝子を使い、トマトやジャガイモなどに含まれる毒性成分の抑制への応用が期待されます。 本研究は遺伝子実験センターが実施している“全国共同利用・共同研究拠点(形質転換植物デザイン研究拠点)”ならびに同センターが理化学研究所と共同で実施した“形質転換ネットワーク”により支援を行いました。

(詳細はこちら 奈良先端科学技術大学院大学プレスリリースから)
2016.4.25
=世界最高強度の透明樹脂の開発に成功 -新しい概念のバイオプラスチック開発、ガラス代替による軽量化社会構築を-=
-生物機能科学専攻 高谷直樹教授グループ―

北陸先端科学技術大学院大学の先端科学技術研究科/環境・エネルギー領域の立山誠治特任講師、金子達雄教授らは、生物機能科学専攻 高谷直樹教授とともに、遺伝子組換え微生物を用いて生産されるシナモン類を原料としたバイオプラスチックの合成に成功し、これを用いた世界最高強度の透明樹脂を開発しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から、 関連記事「JST Science Portal」掲載記事はこちらから
2016.4.19
=動物発生で細胞分裂を同調させる新規の調節メカニズムを発見 ~ウサギとカメが同時にゴールするための仕組み~=
-生物科学専攻 笹倉靖徳教授、小椋陽介博士―

生物科学専攻 笹倉靖徳教授、同大学院 小椋陽介博士(現在は国立研究開発法人理化学研究所研究員)は、脊椎動物に近い体を持つホヤを用いて、動物の体作りにおいて細胞分裂の時期が調節される新しい仕組みを発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から、 Developmental Cell インタビュー記事はこちらから
2016.4.19
=細菌の細胞が破裂して社会性を発揮する仕組みを発見 ~細菌の集合体形成、相互作用、病原性の鍵となる機構を解明~=
-持続環境学専攻 豊福雅典助教・野村暢彦教授グループ―

持続環境学専攻 豊福雅典助教(チューリッヒ大学客員研究員兼任)、野村暢彦教授らの研究グループは、チューリッヒ大学Leo Eberl 教授、 スイス連邦工科大学チューリッヒ校 Christian Ahrens 研究員、シドニー工科大学 Cynthia Whitchurch 助教らとの共同研究により、細菌外にDNAやMVを放出する新奇機構 explosive cell lysisを発見し、それが引き起こされるメカニズムを解明しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.3.31
=イモリの肢再生のしくみは変態によって切り替わる ~250年来の謎に迫る発見~=
-生物科学専攻 千葉親文准教授、田中響さん―

生物科学専攻 千葉親文准教授と大学院生田中響(生命環境科学研究科博士後期課程2年)は、筑波大学生命環境系 丸尾文昭助教、Martin Miguel Casco-Robles外国人特別研究員(JSPS)、および米国デイトン大学生物学部Panagiotis A. Tsonis教授らと共同で、イモリは幼生期と成体に変態した後では肢再生のメカニズムを切り替えていることを発見しました。これは250年近く明らかにされて来なかったイモリの卓越した再生能力の謎に迫る成果です。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.3.24
=低濃度の金属廃液から金とパラジウムを効率的に回収 ~硫酸性温泉に生息する紅藻の優れた能力活用の可能性~=
-環境バイオマス共生学専攻 蓑田歩助教―

環境バイオマス共生学専攻 蓑田歩助教らは、硫酸性温泉に生息する紅藻 ガルディエリア・スルフラリアGaldieria sulphuraria の細胞表層が、強酸性条件下でも高い効率で、金とパラジウムを吸着することを見いだしました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2016.3.16
=植物は太陽の強い光が嫌い? ~陸上植物が緑である理由を解明~=
-持続環境学専攻 奈佐原顕郎准教授・秋津朋子研究員研究グループ―

九州大学大学院農学研究院の久米篤教授、持続環境学専攻の奈佐原顕郎准教授、秋津朋子研究員らの研究グループは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、国立環境研究所(NIES)、高層気象台(JMA)と共同で、太陽からの光の色(直達日射)と空の色(散乱日射)に分けて、空全体の色を精密に観測する装置を開発し、長期測定を行いました。これらの観測データと、植物の光吸収特性との関係を解析した結果、陸上植物の葉は、直達日射の最も強い波長域の吸収を避けるような性質を持ち、結果として植物の葉からの緑色光の反射が増えていることが明らかになりました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2016.3.16
=植物にかける夢=
-生物圏資源科学専攻 ブザス ディアナ(BUZAS Diana)准教授―

目下の研究分野は植物のエピジェネティクス。ちょっと聞きなれない言葉ですが、ものすごい勢いで研究が進んでいる分野です。生物の遺伝情報は、DNAの塩基配列として親から子へ伝えられていきます。
(詳細はこちら全学ホームページ、TSUKUBA FUTUREのページから
2016.2.8
=中枢神経系の発生や機能維持に重要な仕組みの一端を解明 ~オリゴデンドロサイトの分化・成熟へのタンパク質メチル化の効果~=
-生物機能科学専攻 生命領域学際研究センター 深水昭吉教授―

生物機能科学専攻 生命領域学際研究センター 深水昭吉教授らは、タンパク質メチル化酵素であるPRMT1遺伝子を中枢神経系特異的に欠損したマウスを解析し、本タンパク質がオリゴデンドロサイトの分化・成熟に必須であることを明らかにしました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.12.11
=「お化け」遺伝子を呼び出す「こっくりさん」タンパク質の発見 ~昆虫のステロイドホルモン生合成に関わる新知見~=
-生物科学専攻 丹羽准教授 生物機能科学専攻 深水教授、廣田助教、島田研究員グループ―

生物科学専攻 丹羽隆介准教授、生命領域学際研究センター(生物機能科学専攻)深水昭吉教授、廣田恵子助教、島田裕子研究員のグループは、キイロショウジョウバエを用いて、昆虫の発育に必要なステロイドホルモンの生合成に重要な役割を担う新規タンパク質「Ouija board(ウィジャボード)」を発見しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.11.17
=ゲノム刷り込みを読み解く ~ゲノム刷り込みが維持される仕組みに迫る~=
-生物機能科学専攻 谷本啓司教授・松崎仁美助教(TARAセンター)グループ―

生物機能科学専攻 谷本啓司教授・松崎仁美助教(TARAセンター)、国立成育医療研究センター研究所周産期病態研究部の秦健一郎部長らの研究グループは、哺乳動物における遺伝子発現のエピジェネティック制御の一つ、ゲノム刷り込みの分子メカニズムの一端を明らかにしました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.11.17
=東アジア域における降雨の減少は熱帯域の海水温の影響 ~暖かいインド洋と冷たい太平洋の複合的効果~=
-持続環境学専攻 植田宏昭教授・釜江陽一助教―

持続環境学専攻 植田宏昭教授、国立環境研究所の釜江陽一研究員(現所属:持続環境学専攻 テニュアトラック助教)らの研究グループは、気候モデルを用いた数値実験の結果と観測データを照合し、アジア域の熱帯から中緯度にかけての広域的な降水システム「アジアモンスーン」の近年の変動は、遠く熱帯域の海水温の特異的な傾向によって説明されることを明らかにしました。 論文はnature COMMUNICATIONSに掲載されました。
植田宏昭研究室ページでの解説はこちらから
釜江陽一国際テニュアトラック助教の紹介はこちら筑波大学COTREのページから
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.11.17
=細胞の生長に重要な細胞極性が維持される機構を超解像顕微鏡により可視化 ~一時的な極性の確立を繰り返すことが鍵~=
-生物機能科学専攻 竹下典男国際テニュアトラック助教―

生物機能科学専攻 竹下典男国際テニュアトラック助教(現在、カールスルーエ工科大学 応用微生物学科 グループリーダー兼任)らの研究グループは、超解像顕微鏡により、細胞の極性が維持される機構を可視化することに成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.11.4
=新しいタイプの抗がん剤開発につながる成果 ~γ-チューブリン特異的阻害剤の開発に成功~=
-生物機能科学専攻 臼井准教授 知念研究員グループ―

生物機能科学専攻 臼井健郎准教授と知念拓実研究員、ハイデルベルク大学 Elmar Schiebel教授、筑波大学数理物質系 木越英夫教授、岡山大学大学院自然科学研究科 早川一郎准教授、東京薬科大学 林良雄教授、理化学研究所生命システム研究センター 岡田康志チームリーダーと島知弘研究員(現東京大学大学院理学研究科助教)は、α/β‐チューブリン阻害剤であるGlaziovianin AとPlinabulinを合成展開することで、γ-チューブリン阻害作用を示す化合物の開発を進め、γ-チューブリン特異的阻害剤Gatastatinの開発に成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.10.19
=日本海溝沈み込み帯で発生したゆっくり地震を再現 —ゆっくり地震域は巨大地震発生域?—=
-地球進化科学専攻 氏家恒太郎准教授―

国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の伊藤喜宏招聘主任研究員(本務:京都大学防災研究所地震予知研究センター准教授)、氏家恒太郎招聘主任研究員(本務:筑波大学生命環境系地球進化科学専攻准教授)らは、ドイツのブレーメン大学、京都大学防災研究所、筑波大学と共同で、東北地方太平洋沖地震前に観測されたゆっくり地震を室内実験により再現することに成功しました。通常の地震では、岩盤が数秒から数十秒間で急速にずれ動きますが、ゆっくり地震では、数日から1年以上かけてゆっくりとずれ動きます。東北地方太平洋沖地震発生前にも観測されており、近年、巨大地震発生と関連する現象として特に注目されています。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.10.7
=精子の運動制御に必須の酵素を発見~男性用避妊薬の開発に応用可能=
-下田臨海実験センター 柴助教・稲葉教授グループ―

下田臨海実験センター柴小菊助教、稲葉一男教授は大阪大学との共同研究により、精巣で発現する脱リン酸化酵素である精子カルシニューリン(PPP3CC/PPP3R2)が精子の正常な運動制御と受精能力に必須であることを明らかにしました。 精子カルシニューリンを欠損した精子は、尻尾の中片部だけが屈曲しなくなることで、卵への受精に必要な正常な運動ができなくなります。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.9.29
=植物が動物の神経細胞と似た分子を使って情報を伝達し、近親交配を防いでいた~植物が自分の花粉を認識して排除するまでの情報伝達の仕組みを解明~=
―生物圏資源科学専攻 遺伝子実験センター 柴博史教授―

多くの植物は、自分の花粉が雌しべに付いても受精せず子孫の種子を作らない 「自家不和合性」と呼ばれる仕組みを持つことにより、近親交配を避けている。 本研究ではシロイヌナズナを材料に雌しべが自分の花粉と認識したあと、その情 報に基づいて受精を避ける際の詳細な仕組みをつきとめた。雌しべの細胞内にカ ルシウムイオンが流入し、それがきっかけになって花粉が吸水できなくなること を発見したもので、その時にグルタミン酸受容体という動物の神経細胞がカルシ ウムイオンを取り込む際に機能する分子も関与していた。 この論文は NaturePlants 2015年9月号 に掲載されました。http://www.nature.com/articles/nplants2015128
(詳細はこちら遺伝子実験のページから
2015.9.24
=マウスES細胞から胃細胞を作成 ~創薬研究に朗報~=
―生命産業科学専攻 王碧昭教授、野口隆明日本学術振興会特別研究員グループ―

生命産業科学専攻 王碧昭教授、大学院生で日本学術振興会特別研究員の野口隆明および産業技術総合研究所創薬基盤研究部門幹細胞工学研究グループの栗崎晃上席主任研究員は、マウスES細胞を用いて、試験管内での培養のみで立体的かつ胃の機能を一部担う胃組織の作製方法を開発しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.9.3
=式根島でCO2シープ発見! ~温帯太平洋における海洋酸性化の影響評価のための大きな一歩~=
―下田臨海実験センター研究グループ―

下田臨海実験センターの研究グループは、伊豆諸島の式根島において海底からCO2が噴き出す場所(CO2シープ)を発見しました。このCO2シープには高濃度の硫化水素などは含まれず、海洋酸性化の研究に有用であることが明らかとなりました。式根島のCO2シープは、太平洋の温帯域における初の発見です。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.9.2
=藻類のもつ微結晶が光を有効利用する原理解明にせまる ~磁場で微結晶の向きを揃える新技術で光反射特性を明らかに~=
―生物科学専攻 白岩善博教授―

生物科学専攻 白岩善博教授は、広島大学ナノデバイス・バイオ融合科学研究所 岩坂正和教授らとの共同研究により、藻類の細胞外被・外殻結晶の向きを磁場で遠隔操作する手法を開発し、円石藻のつくる炭酸カルシウムの円盤状の微結晶(円石)が光を効率的に反射する方向を特定することに成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.8.27
=消費者も栽培者もうれしい甘いトマト開発に道 ~高糖度で単為結果性を有する新規トマト変異体と遺伝子を発見~=
―生物圏資源科学専攻 江面教授 増田研究員 有泉准教授―

生物圏資源科学専攻 江面浩教授、増田順一郎研究員、有泉亨准教授は、新規の単為結果性と高糖度性を示すトマトの新規の育種素材を発見し、その原因遺伝子候補の同定に成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.8.19
=マメ科植物の病害に対する防御メカニズムの一端を解明=
― 生物圏資源科学 石賀康博助教―

石賀康博助教および米国 The Samuel Roberts Noble Foundation研究所 Dr. Kiran Mysoreらの研究グループは、植物が自らを宿主としない病原菌に対して保持する極めて強固な抵抗性である非宿主抵抗性の分子機構の解明を試みました。 分子機構の解明にあたっては、遺伝子発現と代謝産物の変化を網羅的にモニタリングすることが可能なトランスクリプトーム解析とメタボローム解析を用いました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究のコーナーから
2015.8.18
=細胞の酸化ストレス応答に重要な新規因子の解明 ~CACUL1タンパク質が細胞のストレス耐性を増強する~=
―生物科学専攻 千葉智樹教授―

千葉智樹教授の研究グループは、、CACUL1タンパク質が、ストレス応答経路の中心的な因子であるNrf2を調節し、酸化ストレス応答に重要であることを明らかにしました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究のコーナーから
2015.8.4
=らくらく栽培トマトの遺伝子を求めて=
―生物圏資源科学専攻 有泉亨准教授―

有泉准教授が属する研究チーム(蔬菜・花卉学研究室)は,大量のトマトに突然変異を起こし,その中から有用な形質を選抜する研究をしています。研究に使用しているトマトはマイクロトムという特別な品種です。
(詳細はこちら全学ホームページ、TSUKUBA FUTUREのコーナーから
2015.7.30
=昆虫類の口器の祖先型を解明 ~口器の進化に関する新しい考えを提唱~=
-菅平高原実験センター 町田龍一郎教授グループ―

町田龍一郎教授(菅平高原実験センター昆虫比較発生学研究室)および同研究室のアレクサンダー・ブランケ特別研究員、(公財)高輝度光科学研究センター利用研究促進部門の上杉健太朗副主幹研究員は、ドイツとスイスとの共同研究により、シンクロトロンμCTでの非破壊の機能形態学的研究を行い、昆虫類の口器の祖先型を明らかにし、昆虫類の口器の進化に関する新たな見方を提唱しました。
研究に関する詳細記事はこちらから全学のHP・注目の研究(プレスリリース)
THE ROYAL SOCIETY PROCEEDING B 掲載ページ
(関連HP: 菅平高原実験センター町田龍一郎研究室HP
2015.6.22
=コンブや珪藻などを含む大系統群の根元に位置する新種の生物を発見 ~ストラメノパイル生物群の初期進化解明に期待~=
-生物科学専攻 石田健一郎教授グループ―

生物科学専攻 石田健一郎教授のグループは、石田健一郎教授のグループは、多様なグループを含むストラメノパイル生物群の最も初期に枝分かれしたと見られる新種の原生生物を発見しました。
(詳細はこちら全学の注目の研究のページから
2015.6.16
=藻類産生オイルの輸送用燃料への新変換法の開発=
―環境バイオマス共生学専攻 渡辺秀夫研究員グループ―

東北大学大学院工学研究科の冨重圭一教授、中川善直准教授、筑波大学生命環境系の渡辺秀夫研究員らの研究グループは、藻類が産生する炭化水素スクアレンをガソリンやジェット燃料に変換する新手法を開発しました。本研究は、下水処理にオイル産生藻類を活用する「東北復興次世代エネルギー研究開発プロジェクト」の一部として行われ、藻類から得られるオイルの利用拡大の鍵となる成果です。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.6.15
=受粉をしていないめしべが果実にならない理由~果実の形成を抑制する新たなメカニズムを発見~=
―生物圏資源科学専攻 有泉助教 篠崎研究員 江面教授グループ―

生物圏資源科学専攻 有泉亨助教、篠崎良仁研究員、江面浩教授らの研究グループは、理化学研究所環境資源科学研究センター、ボイス・トンプソン研究所、コーネル大学、香港中文大学との共同研究により、トマトの果実形成を制御する新たなメカニズムの発見に成功しました。
(篠崎良仁研究員による研究紹介コメントはこちらから
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.5.29
=相模湾とその周辺海域で約50種の新種の動物を発見-全国の研究者が参加するJAMBIO沿岸生物合同調査の成果-=
―生物科学専攻(下田臨海実験センター)中野裕昭准教授研究グループ―

生物科学専攻(下田臨海実験センター)中野裕昭准教授ほか、全国10研究機関の研究者18名による研究グループは、相模湾とその周辺海域から、新種の海産動物約50種の採取に成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2015.5.29

  
=血圧降下作用や精神安定作用で注目のGABA合成に大きく貢献するトマト遺伝子の発見= -生物圏資源科学専攻 江面浩教授グループ―

生物圏資源科学専攻 江面浩教授(生命環境科学研究科長)、同研究科大学院生の高山真理子氏らは、GABAの生合成の鍵となる遺伝子を発見しました。これは理化学研究所・環境資源科学研究センターとの共同研究です。この成果は国際学術誌「Plant & Cell Physiology」に掲載予定です(すでにオンラインで先行公開されています)。
詳細はこちらへ
2015.5.25

  
=細胞の初期化により老化もリセットできるかもしれない~ヒトの加齢に伴うミトコンドリア呼吸欠損の原因に関する新仮説の発表~=
-生命環境系 林純一特命教授研究グループ―

生命環境系 林純一特命教授の研究グループは、ヒトの加齢に伴うミトコンドリア呼吸活性低下の原因は、従来言われていた突然変異ではなく、核遺伝子の可逆的変化(ゲノム修飾1))であることを明らかにしました。
詳細はこちらへ
2015.5.8

  
=除草剤が作物には効かず雑草のみを防除できるメカニズムと雑草における除草剤抵抗性の進化=
― 生物機能科学専攻 岩上哲史助教―

雑草の防除なくして効率的作物生産はできません。雑草防除において剤は現代農業大きく貢献してきまたが、これではその作用メカニズム、 選択性のメカニズムについて遺伝子レベルではよく理解されていませんでした。より安全でより効果の高い除草剤開発のためには、こうした研究が必要とされています。
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2015.2.4
=東北沖地震後の急速な応力回復から示される巨大地震発生の不規則性=
―地球進化科学専攻 Bogdan ENESCU准教授―

地球進化科学専攻 Bogdan Enescu(ボグダン エネスク)准教授、スイス連邦工科大学チューリッヒ校のStefan Wiemer教授らの研究グループは、 2011年東北沖地震後に見られる応力回復が従来考えられているよりもかなり急速に進んでおり、現在既に同地震前の応力状態に近くなっていることを突き止めました。 これは、今後いつ再び大地震が発生してもおかしくない状態にあることを示しています。また、同地震震源域周辺との応力状態に空間的な差が見られないことから、 今後起きる地震の大きさを予測するのは困難です。すなわち、本研究によって沈み込み帯における巨大地震には特徴的な大きさや繰り返し間隔が存在しない、ということが示唆されます。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2014.12.16
=栄養に応答して発育を制御する神経とホルモンの新しいメカニズムの発見 ~はらぺこの幼虫が満腹になると蛹になる仕組み~=
―生物科学専攻 丹羽隆介准教授グループ―

生物科学専攻の丹羽隆介准教授と日本学術振興会特別研究員(RPD)の島田(丹羽)裕子研究員は、キイロショウジョウバエを主材料として、ステロイドホルモンの生合成を促す新しいメカニズムを発見しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2014.12.5

  
=地図を読む~斜面崩壊・地すべりのメカニズムに挑む=
―地球進化科学専攻 八反地剛講師―

水文学という分野があります。自然界における水の循環を扱う分野です。もう一つ、地形学という分野もあります。 こちらは、地形の分類や成因を研究する分野で、どちらも自然地理学の一分野です。 八反地さんが専門とする水文地形学は、その水文学と地形学の境界領域にあたります。
(詳細はこちら、全学のHP・TSUKUBA FUTUREへ
2014.12.3

  
=発生初期の胚から“脳”が形成されていく仕組みに迫る ~ウニの初期胚において神経外胚葉形成制御の一端を解明~=
―下田臨海実験センター 谷口俊介准教授グループ―

下田臨海実験センター 谷口俊介准教授と日本学術振興会特別研究員(RPD)の谷口順子、および稲葉一男教授は、バフンウニを研究材料として、 RNA結合タンパク質Bicaudal-Cが神経外胚葉形成に必須な役割を担っていることを明らかにしました。
(詳細はこちら、全学のHP・注目の研究から
 掲載論文 http://www.nature.com/srep/2014/141031/srep06852/full/srep06852.html
2014.11.19

  
=地震時の高周波放出と大きな断層すべりとの関係に関する新知見=
―地球進化科学専攻 八木勇治准教授グループ―

筑波大学生命環境系の八木勇治准教授と大学院生の奥脇亮、システム情報系の平野史朗研究員は、 2010年にチリで発生した巨大地震を八木准教授らのグループが開発改良した最新の解析手法を用いて解析し、地震波の高周波放出現象が、 地震時の大きなすべりを誘発し、さらに大きなすべり同士を繋げる役割を果たした可能性があることを明らかにしました。
(詳細はこちら、全学のHP・注目の研究(プレスリリース)へ
2014.11.10
=ゲノム情報で昆虫の高次系統関係と分岐年年代を解明=
-菅平高原実験センター 町田龍一郎教授グループ―

菅平高原実験センターの町田龍一郎教授グループが参加する、世界13カ国・地域、43研究機関の、日本人メンバー10名を含む研究者101名が参加する国際研究プロジェクト 「1000種昆虫トランスクリプトーム進化」コンソーシアム (“1K Insect Transcriptome Evolution (1KITE)”) は、 昆虫の全分類群をカバーする103種の膨大なゲノムデータに基づき、昆虫の目(もく)間の頑健な系統関係を解明するとともに重要な進化イベントの年代推定に成功、 成果を米国科学雑誌サイエンスに発表しました。
(研究に関する詳細はこちらへ、町田教授手記「国際共同研究の挑戦」サイエンス掲載号表紙と写真全学のHP・注目の研究(プレスリリース)各メディアでの紹介
(関連HP: 菅平高原実験センター町田龍一郎研究室HP
2014.10.3
=細胞内コレステロールの挙動調節に必須の新しい遺伝子「ノッペラボー」を発見 ~ショウジョウバエのステロイドホルモン生合成の研究から~=
―生物科学専攻 丹羽隆介准教授グループ―

生物科学専攻の丹羽隆介准教授と大学院生の塩谷天、東京大学大学院新領域創成科学研究科の片岡宏誌教授、および独立行政法人農業生物資源研究所の篠田徹郎ユニット長らは、キイロショウジョウバエを主材料として、ステロイドホルモン生合成器官における細胞内コレステロールの挙動の調節に重要な役割を担う新規遺伝子を発見し、ショウジョウバエ胚の表現型を元に「noppera-bo(ノッペラボー)」と命名しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から)
2014.10.3
=硫酸性温泉紅藻が強酸性条件下でレアアースを効率的に吸収する=
-環境バイオマス共生学専攻 蓑田歩助教―

環境バイオマス共生学専攻 蓑田歩助教らは、硫酸性温泉に生息する紅藻 Galdieria sulphurariaが、特定の条件下で、レアアースを選択的に回収することを明らかにしました。 高温・酸性条件に生息する硫酸性温泉紅藻Galdieria sulphurariaに着目し、この紅藻が、一定の条件下で、複数の金属を含む酸性溶液から低濃度のレアアースを高効率で回収することを見いだしました。さらにそのメカニズムが、従来提案されている微生物による金属回収方法とは異なるものであることを明らかにしました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から、紹介新聞記事はこちらへメディア報道のページから)
2014.10.3
=サハラ砂漠から新「綱」微生物の発見=
-生物圏資源科学専攻・北アフリカ研究センター長 礒田博子教授グループ―

広島大学大学院生物圏科学研究科の長沼 毅 准教授、筑波大学生命環境系の礒田 博子教授、株式会社テクノスルガ・ラボの西島 美由紀研究員らの研究グループは、平成21年にチュニジア共和国のサハラ砂漠東縁で採取した砂れきから、系統学的に新しい細菌の分離培養に成功しました。
(詳細はこちらへ全学のHP、注目の研究から、紹介新聞記事はこちらへメディア報道のページから)
2014.9.26
=筑波大学-DAADパートナーシッププログラムで訪独=
-菅平高原実験センター 町田龍一郎教授グループ―

今回、筑波大学-DAADパートナーシッププログラムの一環として、9月4日~12日の日程で訪独しました。 町田教授の他、ポスドクの菅平高原実験センター非常勤職員真下雄太さん、生命環境科学研究科生物科学専攻博士後期課程3年富塚茂和さん、 同2年藤田麻里さん、生命環境学群生物学類4年小嶋一輝さんが参加、また、研究室出身の愛媛大学福井眞生子助教も同行しました。
詳細はこちらへ
(関連HP:菅平高原実験センター町田龍一郎研究室HP
2014.8.25
=イモリの網膜再生とヒトの外傷性網膜疾患の接点を解明 ~ナチュラルな体細胞リプログラミングを単一細胞レベルで証明~=
―生物科学専攻千葉親文准教授・Md. Rafiqul Islamグループ―

筑波大学生命環境系千葉親文准教授と生物科学専攻Md. Rafiqul Islam(博士後期課程3年)らは、独自に開発したアカハライモリの資源・技術・情報基盤を駆使することで、 成体イモリにおける網膜再生の初期過程を高い分解能で解析することに成功しました。これにより、イモリにおけるナチュラルな体細胞リプログラミングを単一細胞レベルで実証するとともに、 成体イモリの網膜再生過程がユニークで完璧なメカニズムに支えられていることを明らかにしました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
2014.7.22
=ミトコンドリア・葉緑体に次ぐ第三の共生オルガネラか? ~“光合成しない”光合成細菌のゲノム解読に成功~=
―生物科学専攻・筑波大学計算科学研究センター 稲垣祐司准教授グループ―

筑波大学生命環境系 稲垣祐司准教授と筑波大学計算科学研究センター 中山卓郎研究員のグループは、ロパロディア科珪藻の細胞内に見られる窒素固定共生体ゲノムの完全解読に成功しました。
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2014.6.24
=光と熱で神経回路を活性化、生きた昆虫の脳に人工的な記憶の形成に成功~異なる情報を連合して学習する神経回路メカニズムを解明~=
―生物科学専攻 古久保-徳永教授グループ―

筑波大学生命環境系の古久保-徳永克男 教授と学群生の本多隆利(現在は大学院生)と李其育らは、匂いを伝える神経回路と報酬刺激を伝える神経回路を、 それぞれ光刺激と熱刺激によって操作可能にした遺伝子組み換えショウジョウバエを作製し、物理的な刺激(光や熱)で神経回路を直接活性化することにより、 生きた個体の脳内に人工的に報酬記憶を形成させることに成功しました。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へFacebook University of Tsukuba筑波大学Facebookへ



2014.6.23
=奇妙な生きもの「平板動物」を日本各地で確認 -神経細胞も筋肉細胞もない動物の予想外に広い生息範囲-=
―生物科学専攻(下田臨海実験センター)中野裕昭助教―

筑波大学生命環境系の中野裕昭助教は、平板動物を日本各地から採集することに成功しました。 平板動物は3層に配置されたわずか5種類の細胞からなる、直径0.5~3mm程の海産動物です。本研究では、安定した採集方法を確立した上で調査を行った日本の6カ所すべてにおいて、 平板動物の採集に成功しました。2カ所からは冬期にも採集に成功しており、一年中日本各地に平板動物が生息していることが示唆されました。 また、熱帯から亜熱帯性と考えられてきた平板動物が、北太平洋をはじめ世界中の温帯や亜寒帯の海域にもいることが推測され、これらの集団を研究することで、 発生過程など未だに多く残る平板動物の謎の解明が進むことが期待されます。
(詳細はこちら全学ホームページ、注目の研究へ
朝日新聞での紹介記事

2014.6.4
=黄色系の花の着色を促進する新しい遺伝子を発見 ~新しい花きの開発に道~=
-生物圏資源科学専攻 有泉助教、江面教授グループ―

生物圏資源科学専攻 有泉亨助教、江面浩教授、独立行政法人農研機構花き研究所、一般財団法人生産開発科学研究所、公益財団法人かずさDNA研究所、 国立大学法人東京大学、フランス国立農学研究所の研究グループは、植物の花の色を制御する遺伝子を初めて同定することに成功しました。
(全学HPの研究紹介記事はこちらから

2014.5.28
=美味しく,ムダなく,ヘルシーに!~食品加工の妙案=
-生命産業科学専攻 北村豊教授―

数年前、米粉がちょっとしたブームになりました。小麦粉の代替として、パンや麺、ケーキなどに使われ、そのモチモチ感が人気を呼びました。 しかし、小麦粉に比べると調理がしにくく価格も高かったため、広く定着するまでには至りませんでした。米粉以外に米を加工する方法はないだろうか、北村さんは考えました。
TSUKUBA FUTUREの記事より抜粋
詳細はこちら(TSUKUBA FUTUREのページ)へ
朝日新聞での紹介記事

2014.5.27
=卵における遺伝子の働きを調べる新しい手法「マスク法」を開発~動物の形態形成の仕組みを解明するための有力なツール=
-下田臨海実験センター 笹倉靖徳教授グループ―

下田臨海実験センター筑波大学生命環境系の笹倉靖徳教授らは、ホヤの卵を用いて、狙った遺伝子の機能を特異的に抑制する新しい研究手法を開発しました。 マスク法と名付けた本手法により、「卵内で遺伝子がどのように機能することで多細胞生物の体が構築されていくのか」という発生現象の基本メカニズム解明の進展が期待されます。 (この研究について詳細はこちらから、 全学HPの研究紹介記事はこちらから

2014.4.23
=後ろ向きに泳ぐ精子 - そのメカニズムと意義=
-下田臨海実験センター 柴助教・稲葉教授グループ―

下田臨海実験センター柴小菊助教、稲葉一男教授のグループは、海産の巻貝であるマガキガイを用いて精子が後進運動する過程とそのメカニズム、生物学的意義の一端を明らかにしました。 本研究は、精子は卵を目指し直進するという概念を覆し、これまで一部で知られていた精子の後進運動の生物学的な意義を明確に示した成果です。 (この研究について詳細はこちらから、 全学HPの研究紹介記事はこちらから

2014.4.14
=古生物学者は名探偵~生命史の謎解きにあこがれて=
-地球進化科学専攻 上松佐知子准教授―

古生物学者の研究対象は、恐竜やアンモナイトだけではありません。化石には小さなもの(微化石)から大きなものまであります。上松さんの専門は、1個の大きさが0.2~0.5mmしかないコノドントと呼ばれる微化石です。
TSUKUBA FUTUREの記事より抜粋
詳細はこちら(TSUKUBA FUTUREのページ)へ

2014.3.5
=ガラスの”家を建てる”アメーバの動画撮影に成功~殻構築のプロセスを初めて詳細に観察~=
-生物科学専攻 石田健一郎教授グループ―

生物科学専攻 石田健一郎教授のグループは、有殻アメーバ、ポーリネラ属の1種 Paulinella chromatophora(ポーリネラ・クロマトフォラ)の殻構築を顕微鏡下でタイムラプスビデオ撮影することに成功し、 そのプロセスを詳細に観察しました。
詳細はこちら全学のプレスリリースへ

2014.2.28
=親から伝わるエピジェネティックな情報が子で遺伝子発現を制御する仕組み=
-生命領域学際研究センター 松﨑仁美助教―

哺乳動物は、有性生殖によって、父親、母親からそれぞれ1 セットずつのゲノムを受け継いでいます。個体が正常に発生するためには、 この両親由来のゲノムがともに必要で、単為発生胚は致死となります。つまり、両親由来のゲノムの機能には差があるといえます。 この原因は、エピジェネティックな制御が関係する「ゲノミック・インプリンティング(ゲノム刷り込み)」現象です。 私たちは、同現象がおこる分子メカニズムを、遺伝子改変マウスを用いて解明しようとしています。
詳細はこちらへ
第46回倉田奨励金受賞のニュースはこちらから

2014.2.27
=トマト成熟過程における細胞壁の再構築機構を解明=
-環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁講師―

環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁講師らは、トマトでは果実が熟成する過程で果皮の構造がダイナミックに再構成されていることを初めて確認しました。 これは、トマト果実の組織ごとに、細胞壁の架橋成分であるヘミセルロースを調査することにより明らかとなったもので、果実の成熟過程では分解だけではなく、 ヘミセルロース性多糖類の合成をともなう再構築が起きていることが判明し、熟成のメカニズムに関する新たな知見が得られました。
詳細はこちら全学のプレスリリースへ、 関連記事「生命誌研究館」掲載記事はこちらから

2014.2.14
=390度超、世界最高耐熱のバイオプラスチックを開発=
-生物機能科学専攻 高谷直樹教授―

北陸先端科学技術大学院大学と生命環境系高谷直樹教授らの研究チームは、世界最高耐熱性のバイオプラスチックを開発しました。
詳細はこちら全学のプレスリリースへ

  
=子どもに遺伝するミトコンドリア病の発症を予防できる技術をマウスで実証=
-生物科学専攻 林純一教授研究グループ―

生物科学専攻の林純一教授の研究グループはミトコンドリア病を発症している母親の未受精卵の中から、 突然変異をもつミトコンドリアDNA(mtDNA)の割合が低いものを選択するだけで、生まれてくる子どもの病態発症が予防できることを、 突然変異をもつmtDNAを導入したマウスにおいて明らかにしました。
詳細はこちらへ
(新聞各紙による報道はこちらメディア報道のページから




  
=高効率で放射性セシウムを吸収する微細藻を発見=
-生物科学専攻 白岩善博教授・井上勲教授グループ―

生命環境系白岩善博教授および井上勲教授グループは、真正眼点藻綱のnak 9(種名未同定)が高度に放射性セシウムを吸収することを見出しました。 これは、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、筑波大学震災復興支援プロジェクトおよび内閣府の支援により実施された研究で明らかにされました。 本成果は、1月9日発行のJournal of Plant Researchの特集号(福島における植物と藻類の放射性セシウム汚染:その現状と将来について)に掲載されました。また、出版元のSpringer社から出された本特集号に関するプレスリリースでは、本研究の成果が強調されるなど、注目されています。
詳細はこちらへ
Journal of Plant Researchの特集号発表論文




  
=筑波大学・ドイツ学術交流会パートナーシップ・プログラムに採択=
-菅平高原実験センター 町田龍一郎 教授―

12月19日、平成26年度筑波大学・ドイツ学術交流会パートナーシップ・プログラムに「六脚類(広義の昆虫類)のグラウンドプラン、 高次系統の再構築」が採択されました。昨年2月に締結された筑波大学・ドイツ学術交流会(DAAD)パートナーシップ・プログラムは、 研究者の相互交流の促進を通じて、ドイツの高等教育機関と筑波大学との長期的協力関係の構築を目的とするもので、 双方のマッチング・ファンドにより、研究者派遣のための渡航費・滞在費を支援するものです。
詳細はこちらへ
(関連HP:菅平高原実験センター町田龍一郎研究室HP


  
=桃栗3年柿8年,梨は・・・?=
-農林技術センター 瀬古澤由彦 助教―

甘くて大きくて美しい・・・日本で栽培される果物はどれも芸術品のような品質を誇ります。そこには、長年の経験や品種改良の努力だけでなく、 栽培方法や樹体の管理など、地道な研究開発の成果がたくさん詰まっています。 関東地方で盛んに作られる梨や桃を中心に、より商品価値の高い果実を安定して生産するための樹体研究に取り組んでいます。(TSUKUBA FUTUREの記事より抜粋
詳細はこちら(TSUKUBA FUTUREのページ)へ


  
=「第52回日本生気象学会大会 若手・学生発表コンテスト」にて優秀賞を受賞 鈴木パーカー明日香研究員―

平成25年11月1日(金)~2日(土)、鳥取県米子市にて開催されました第52回日本生気象学会において、本学生命環境系 鈴木パーカー明日香研究員が優秀賞を受賞されました。 (受賞コメントはこちらから
(日本生気象学会 http://www.med.shimane-u.ac.jp/assoc-jpnbiomet/


  
=イネの細胞壁を改変することにより,バイオエタノール材料となるセルロース量増加に成功=
-環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁 講師―

環境バイオマス共生学専攻 岩井宏暁講師らは、陸上に貯蔵されているバイオマスの大半を占める植物細胞壁(植物繊維)を、アラビノフラノシダーゼという酵素の活性を高めることで改変することにより、バイオ燃料生産にとって有用なセルロース量の多いイネの作出に成功しました。
詳細はこちら全学HP注目の研究から




  
=古気候に関する国際共同研究がNature Climate Changeに掲載=
-持続環境学専攻 植田宏昭 教授―

本学生命環境系植田宏昭教授と地球環境科学専攻卒業生でもある釜江陽一氏(国立環境研究所地球環境研究センター特別研究員) が気象研究所とともに参画した国際共同研究プロジェクトです。
気候モデルを用いた近未来の地球温暖化研究は、これまで科学が取り扱ってきた事象とは明らかに異なり、 将来予測という・ァ確実性と・ァ腹な関係にあります。温暖化研究を正確に評価するには、21 世紀の中後半になってから、 それまでに観測されたデータと、現時点(21 世紀初頭)での将来予測を検証することが重要です。 それでは我々はただ手をこまねいて、将来を待っていればよいのでしょうか。 「温故知新」という故事成語は「昔のことを・シく知り、そこから新しい知識や道理を得ること」と解釈されていますが、 古気候研究はまさにこの考えを、気候変動研究にも当てはめたものといえます。このような考えの下、 世界七カ国の研究機関が共同研究を・・「ました。本学は、気象研究所とともに国際共同研究プロジェクト(PlioMIP;詳細後述) に参画し、Nature Climate Change などをはじめ、合計8編の論文が公表されました。
詳細はこちらへ




  
=細胞性粘菌(アメーバ)の多細胞集団で不思議な波動現象を世界で初めて発見=
-生物科学専攻 桑山秀一 准教授―

桑山秀一准教授の研究グループは,多細胞集団の運動においてソリトン現象が存在することを世界で初めて発見しました。 ソリトン波とは、衝突しても互いに波形が変わらずに通りぬける不思議な性質をもつ孤立した波のことで、さまざまな非線型現象として現れることがわかっています。 たとえば水深の浅い水面で生じる波のなかには、孤立した状態で塊となって速度と波の形状を変えることなく遠くまで伝わるものが見られます。 また、そのような孤立波は、別の孤立波を追い抜いてもそれぞれの振幅、速度が変化しません。 このような粒子的な性質を持つ波はソリトン波と呼ばれ、数学、物理学の広い分野で注目されています。
本研究は,Nature Publishing Groupのオンライン誌Scientific Reportsで 公開されています。(オンライン記事はこちらから)、 (詳細はこちらへ




  
=Coral metabolism: from the micro to the macro-scale.=
―Sylvain Agostini, Dr. Sci. Assistant Professor Shimoda Marine Research Center―


This year, 2013, our paper entitled "Biological and chemical characteristics of the coral gastric cavity" published in Coral Reefs, the journal published by the International Society for Reef Studies was voted the Best Paper of the year 2012. It is a great honor and I hope that this paper and our research will inspire more research on micro scale processes within marine organisms. My research interests are presented below. The different topics are the research on the gastric cavity and new research topics such as: micro scale environments and the mechanism of calcification, and temperate corals.
(Detail are here, Best Paper Award 2012, Montage coel sampling)




  
=銅同位体比局所分析法の開発と資源地質学への応用=
―地球進化科学専攻 池端慶 助教―

試料に含まれる元素の安定同位体比は、その元素の起源や輸送過程、さらに試料が形成された物理化学的状態等、 元素の濃度分析からは得ることのできない有益な情報を提供し得るものとして古くから注目されている。 従来、鉱床形成機構の解明のため、鉱床試料中の水素、酸素、硫黄等の軽元素の安定同位体比を用いた研究が行われてきた。 これは、軽元素は天然での同位体比の変動幅が大きく、測定が比較的に容易であるためである。 しかし、昨今の分析技術の進歩、特にプラズマイオン源に代表される高イオン化効率イオン源をもつ多重検出器型質量分析計 (MC-ICP-MS)の普及にともない、これまでの分析機器では高精度の測定が困難であった、銅、鉄、亜鉛、ニッケル、モリブデン、 スズ等の、いわゆる”非伝統的”な重元素安定同位体比の高精度分析が2000年頃から世界的に行われ始めている(Johnson et al., 2004)。 (詳細はこちらへ




  
=花粉の自家蛍光特性を活用した実用的な花粉種自動識別計測装置の開発=
―生物機能科学専攻 青柳秀紀 教授―

アレルゲン花粉に由来する花粉症は国内外で深刻な社会問題になっている。現状では、花粉症の根本的治療法は無く、 抗アレルギー剤による症状の緩和が一般的である。最も有効な対策は花粉との接触を避けることであり、花粉の種類を識別し、 Real-timeで正しい花粉飛散情報を得る事が重要である。しかしながら、従来の花粉計測法は客観性、迅速性、感度、 選択性の点で一長一短があり、これまで正しく、有効な花粉情報が得られてきたとは言い難い。 この現状を踏まえ、従来法の問題点を排除した新規な花粉種自動識別計測装置(大気中の花粉種を識別し、 飛散数を選択的かつ精度良くReal-time計測可能)を、国内外を通じてはじめて開発した。 (詳細はこちらへ

  
=山岳域から地球環境を考える=
―地球環境科学専攻 上野健一 准教授―

チベット・ヒマラヤ山塊はモンスーンアジアの気候形成や天候変動に大きな影響を及ぼしています。 日本の国土も7割は山岳域です。これら山岳域で発生する降水系のメカニズムと、それに付随した大気陸面相互作用、 雪氷気象を、国際プロジェクトや科研費を基盤として研究してきました。 大気科学者としては珍しく、現場に足を運び、観測されたデータの発する環境変化のシグナルを広域データと比較し、 診断・検出しています。2013年は9月までサバティカルでEUに滞在中です(5月現在)。
詳細はこちらへ

  
=ハワイに接近するハリケーンが将来増加すると予測=
―生命環境系主幹研究員 鬼頭昭雄研究員―

生命環境系主幹研究員鬼頭昭雄研究員、気象庁気象研究所、ハワイ大学国際太平洋研究センターのグループは、最新気候モデルを用いて、 ハワイ付近に接近するハリケーンが将来増加することを予測し、その成果が英国の国際的な科学誌「Nature Climate Change」 のオンライン版(2013年5月6日付け)に掲載されました。
詳細はこちらへ)  (鬼頭昭雄 生命環境系主幹研究員 コメント記事

  
=半乾燥地の草原生態系保全から土壌に触れ合う環境教育の推進まで=
―生物圏資源科学専攻 田村憲司教授―

私たちの研究室では、ここ数年、モンゴル国フスタイ国立公園を調査し、過放牧や干ばつなどの異常気象が土壌環境にどのように影響しているか、 荒廃している土壌を回復させるには、どのような方法があるかについて研究しています。 また、私たちの研究室が中心となって、土壌の環境教育を推進するために、土壌の観察会を全国的に展開しています。
詳細はこちらへ

  
=温度を知る~植物の低温センシングとシグナリングの解明へ~=
―生物科学専攻 三浦謙治准教授―

私たちの研究室の主な目標は、植物が低温ストレスに順化する際にどのような分子機構で応答しているのかを解明することです。 植物は常に環境から様々なストレスを受けています。環境ストレスの三大要因として、温度、乾燥、塩といったストレスが挙げられています。 こうした環境ストレスによって、農産物の収量としては5割以上損害を被っているといわれています。 私たちは植物が低温に曝されたときにどのように対応しているのか、どのような遺伝子がこの低温ストレス応答に重要なのかを中心に研究を行っています。 (詳細はこちらへ

  
=ホヤ幼生の中枢神経系をモデルとした脳・神経回路の発生と生理機能に関する研究=
―生物科学専攻 堀江健生助教―

私たちの研究室では、脳が働く仕組みを解明することを目指して研究を行っています。 脳や神経系には多数の神経細胞が存在しており、それぞれの神経細胞が連結することによって神経回路が形成されます。 この神経回路が働くことによって動物の行動が生み出されます。 私たちは、シンプルかつ操作可能な神経系持つホヤを研究することで、神経回路が働く仕組み、つまり脳・神経系がどのように働き、動物の行動が生み出すのかについて研究を行っています。 また、脳・神経系を構成する様々な神経細胞がどのような分子機構で生み出され、どのようにして脳を形成するのかという研究も行っています。 (詳細はこちらへ

  
=Plants are my first love.=
―Professor Randeep Rakwal of Graduate General Education Courses (GGEC) Program―


Plants are my first love. Why? They are green, full of color that fascinates and inspires, and they give us food . To put is more simply, plants are beautiful, especially the green leaves on a rainy day - the water rolling over the leaves and down the branches is a pure delight. (詳細はこちらへ

  
=フィールドワークによる農業・農村地理学研究=
―地球環境科学専攻 田林明教授―

私はこれまで日本や北アメリカを中心として、主としてフィールドワークに基づいて、地理学的視点から農山漁村の調査・研究を行ってきました。 これまでの研究の推移を大まかにみますと、農業水利や水稲作、花卉や野菜の栽培といった農業生産あるいはその土地基盤、農業の地域差や地域構造、 農業地域区分といった研究から、農家の就業や農村景観、生活組織を含む農村の社会構造、持続的農村、農業・農村の担い手、 農村空間の商品化といったように展開してきました。その他にも漁業や観光、都市景観、地誌など様々な事象についても研究しましたが、 主な関心は農業地理学から農村地理学へ変化してきました。 しかし、常に現地での体験からものを考えるというフィールドワーク(地域調査)を重視してきたことは変わらない点です。 (詳細はこちらへ

  
=微細藻類によるCO2吸収と本学における若手博士人材のキャリア支援の紹介=
―馬場将人 グローバルリーダー研究員―

馬場将人研究員は、CO2を吸収しながら人間にとって有用な物質を生産する微細藻類と出会い、その不思議な生態を研究してきました。 馬場研究員は博士号取得後、本学のグローバルリーダーキャリア開発ネットワークの支援を受けて企業への長期インターンシップに参加し、博士人材の新たな可能性に挑戦中です。
詳細はこちらへ

  
=地震像を探る新たな手法 "地震学における「無知の知」"=
―地球進化科学専攻 八木勇治准教授―

地震像を探る新たな手法: 地震学における「無知の知」ギリシャの哲学者ソクラテスは、 自分の知識が完全ではないことを認識していました。ソクラテスの時代から二千年以上経ちましたが、未だに、 人類の知識は完全ではありません。地震を調べる時に、地球の構造モデルを作る必要がありますが、 私たちはモデルの完全な知識を持っていません。 私たちは、モデルが不完全であるということを前提とした地震を解析する手法を世界に先駆けて開発することで、 巨大地震の実像に迫ろうとしています。
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=珍渦虫の発生過程を世界で初めて解明=
―生物科学専攻(下田臨海実験センター)中野裕昭助教―

中野裕昭助教(生物科学専攻、下田臨海実験センター)の研究グループは、スウェーデン イエテボリ大学などとの共同研究により、 世界で初めて、珍渦虫の発生過程を観察することに成功しました。 珍渦虫は、脳などの集中神経系、肛門等を欠いた非常に単純な体を持つ海生動物です。 その単純な構造は、多くの動物の共通祖先の特徴を残している可能性があるとも考えられています。 また、珍渦虫の分類学的な位置は、かつて考えられていたよりも脊椎動物に近い可能性があり、その構造を研究することは、ヒトも含めて、 現在生きている動物の進化過程の解明につながると期待されています。しかし、最初に採集されてから130年以上経つにもかかわらず、 卵からどのように発生・成長して成体になるかはこれまで謎のままでした。
本研究では、世界で初めて珍渦虫の発生過程を観察することに成功し、その幼生は、消化管などすら持たない非常に単純な構造をしていることを明らかにしました。 また、わずか5日程で成体とほぼ同じ構造を持つようになることも判明しました。これらは、動物の起源や発生の進化を探る上で興味深い新知見です。 本研究成果は、「Nature Communications」(2013年2月26日付け)に掲載されました。
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=病害抵抗性作物創製の新技術の開発=
―生物圏資源科学専攻 江面浩教授―

江面浩教授(生物圏資源科学専攻)が支援した鳴坂義弘氏(岡山県農林水産総合センター生物科学研究所 植物免疫研究グループ グループリーダー) らのグループは、シロイヌナズナ(アブラナ科シロイヌナズナ属)の2つの抵抗性遺伝子を同時に、農作物ナス科のトマト、タバコ、アブラナ科のナタネ、 コマツナ、ウリ科のキュウリに導入し、作物の生産に甚大な被害を及ぼす青枯病(細菌)、斑葉細菌病(細菌)及び炭疽病(カビ) に抵抗性の作物の開発に世界で初めて成功しました。 これまで1つの抵抗性遺伝子を植物に導入しても、病害抵抗性を付与できないか、または、抵抗性を付与できても植物が矮小化することが報告されていました。 また、抵抗性遺伝子は植物の科、属及び種を超えて機能しないことが報告されていましたが、 これら2つの遺伝子を同時に植物に導入することで植物が正常に生育し、かつ複数の病原体に対する病害抵抗性植物を開発することが可能となりました。 今後、この原理に基づいた病気に強い作物の開発が期待できます。 なお、この成果は米国オンライン科学誌「PLOS ONE(http://www.plosone.org/)」に掲載されました。
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=落雷で地形がつくられる?=
―地球環境科学専攻 若狭幸特任助教―

岩石はどのように小さくなっていくのでしょうか。岩石がその場で小さくなる作用のことを風化と呼びます。 風化は凍結破砕作用、乾湿風化、溶解などいろいろな作用に分けられ、風化の研究は地形学における研究テーマの一つですが、 私はなかでも落雷による風化に注目しています。落雷は岩石を風化させるのに十分なエネルギーを持っており、 地形変化に大きく寄与するのではないかと考えています。また、落雷は一年間に何度も発生し、なおかつエネルギーも大きい事象です。 落雷による事故も毎年発生しており、落雷と地表面物質の関係を調べることはとても重要です。 (詳細はこちらへ

  
=藻類・プロティストの多様性の実態を包括的に捉える=
-生物科学専攻 横山亜紀子助教-

微細藻類やプロティスト(単細胞真核生物)は、バイオ燃料、高機能性食品や工業材料として非常に注目を集めています。 これらの微生物は、実質的に真核生物の多様性を表すほど多彩な生物群が存在し、特に水圏では生態系の基盤を支える重要な存在です。 しかし、私たちはその全てを把握している訳ではなく、環境中には多くの未知生物が存在し、既知生物であっても生理・生態的情報が不足しているのが現状です。 我々の研究グループでは、生物の実態を周囲の環境を含めて包括的に捉えることを目的として、 環境メタゲノミクスや環境メタボロミクスを有機的に結びつけたメタオミクス解析による水圏生態系の真核微生物の多様性の構築・維持。 崩壊に関わる要因の解明に挑んでいます。 (詳細はこちらへ

  
="鏡の国のグルコース"を食べる微生物!?=
-環境バイオマス共生学専攻 中村顕准教授-

我々はL-グルコース資化能を持つ微生物が自然界には存在するだろう、と考えて、自然環境サンプルを元にそのような微生物のスクリーニングを行いました。 その結果現在までに複数種類の異なるバクテリアを分離することに成功しています。 さらに、分離したバクテリアの中からParacoccus sp. 43P株を選んで、酵素レベル及び遺伝子レベルで解析し、そのL-グルコース代謝経路を明らかにしました。 この代謝経路は、よく知られているD-グルコースのものとは全く異なり、また中間代謝物からすると新規の代謝経路に分類されます。
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=山岳域で発生する大規模崩壊の発生・拡大プロセスの解明をめざして=
- 西井稜子研究員 -

近年、局地集中型の豪雨増加に伴い、大規模崩壊の発生頻度も高まることが懸念されています。 そのため、崩壊発生前の前兆現象の定量的評価の必要性が高まっています。西井稜子研究員は、日本の背骨と呼ばれる赤石山脈・飛騨山脈を中心に、 山岳域で発生する大規模崩壊発生前の斜面変形プロセス(前兆現象)の解明に向けた研究に取り組んでいます。 (詳細はこちらへ

  
=「筑波山」と「ジオパーク」=
- 生命環境系地球進化学専攻 久田健一郎教授 -

筑波山地域をジオパークにしようという活動が始まっています。 拙文では、ジオパークや筑波山の概略を説明し、筑波山地域ジオパーク構想についてご紹介いたします。
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=地球温暖化と沙漠化防止、回復に植物や作物栽培で挑む!!=
-生物圏資源科学専攻 志水勝好生講師-

私は作物栽培、植物栽培を通して地球沙漠化、温暖化防止、環境修復に取り組んでいます。 特に栽培植物を飼料や油料、繊維料作物として利用しながら環境修復を試みることを農業的環境修復と称し、 現場の農家の方々が収入を得ながら環境修復ができる方法を提案しています。
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=凝集一筋30年  土壌・水環境におけるコロイド界面現象=
―国際地縁技術開発科学専攻 足立泰久教授-

私が取り組んでいる課題は、コロイド粒子の凝集と呼ばれる現象です。当初は水処理の凝集沈殿法の基礎としてこの現象に取り組みましたが、以来既に30年あまり立ちます。 凝集現象は身近にたくさん見出せますが、基礎と応用、さらには生命現象との関係において、まだまだ未解明の問題がたくさんあるたいへん魅力的な課題です。 取り組んでいる課題は凝集をもたらす表面の改質やそれをもたらす吸着にはじまり、凝集の判別、凝集過程のダイナミクス、凝集の結果形成されるフロックの構造、 構造の違いがもたらす多彩な物理現象、その応用などにわたります。しかし、実際の環境中で生じる凝集に関わる因子は非常に複雑です。 そこで我々は、まずモデルコロイド粒子を用いて現象解析の枠組みを明らかにし、その枠組みを実際の問題に適用する方法論をとって研究を進めています。
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=環境ストレス下における植物-内生微生物間相互作用の生態化学的解明=
-持続環境学専攻 山路恵子准教授-

植物根内に感染する内生微生物の中には、植物の生体防御物質の産生を刺激・誘導することで、植物の環境ストレス耐性を高めているものが存在します(図)。 私達の研究室では、環境ストレス下での植物と内生微生物の相互作用に着目し、環境科学分野での持続的な保全や緑化などへ応用できるような基礎的知見の獲得を目指しています。 (詳細はこちらへ

  
=ペルー共和国“EL Cascajo”湖湿地帯 水環境回復プロジェクト=
-生命産業科学専攻(博士課程3年) 森川マリノさん-

生命産業科学専攻は、食料・資源・エネルギー開発と環境保全技術を軸にした生命科学の持続的発展と適正化・ 技術化を担う実務型博士の養成を図る教育を特徴としています。 その博士課程3年に在籍する森川マリノさんは、母国ペルー共和国において、環境回復プロジェクトに取り組んでいます。 今年2月には、廃棄物の投棄や家畜の糞尿の流入による環境汚染が進行した湿原の環境修復の研究成果が評価され、 ペルー共和国チャンカイ市市長の表彰を受賞しています。
地元新聞記事PDFへリンク
森川マリノさんのペルー共和国における水環境回復プロジェクトをご紹介いたします。 (詳細はこちらへ

  
=生産消費者のための技術、食料・資源・エネルギーのシステム設計=
- 国際地縁開発科学専攻 野口良造准教授 -

Alvin Tofflerが提唱する「生産消費者Prosumer」のような、自ら消費する食料やエネルギーを自らが生産するための技術的課題の解決が、 これからの技術の目標であると考えています。 農村・地域社会における再生エネルギーのポテンシャルの推計、バイオマスエネルギー生産と食料の競合問題、 技術的発展にともなうバイオ燃料の生産と消費などの課題について、システム工学の手法を用いて解析を行い、持続的な社会システムの設計を提案しています。
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=動物における生殖機構の“なぜ”を科学する=
-生物圏資源科学専攻 浅野敦之助教-

近年生殖工学的技術は著しい進歩を遂げましたが、ヒト不妊症における突発性不妊やウシ人工授精における受胎率低下など 原因が判っていない現象は多く残されています。 このような状況を踏まえ、我々は家畜を含む動物における生殖機構分子基盤の理解を進め、得られた成果を基に臨床技術の開発を目指しています。
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=バイオマス変換と高効率バイオエネルギー生産をめざす!=
-生命産業科学専攻 楊英男准教授-

地球生命体の持続的恒常性を構築するためには循環型生物資源環境を形成する必要があり、 特に生物資源の利・活用という対策をとることが極めて重要です。このような視点に立って、 再生可能なエネルギー、環境微生物機能強化、バイオマス変換工学、廃棄物処理、環境浄化などの重要な要素および応用技術、 活用の可能性と循環型社会形成の戦略に関する研究を行っています。 ここでは、バイオマス変換と高効率バイオエネルギー生産に絞って紹介いたします。
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=海産生物を用いた鞭毛・繊毛運動の研究=
-生物科学専攻 柴小菊助教-

柴小菊助教の所属する下田臨海実験センター・稲葉研究室では、原生動物からヒトにいたるまで ほとんどすべての真核生物共通の運動器官である「鞭毛・繊毛」の研究を行っています。 「鞭毛・繊毛」は生物の遊泳や体内での水流形成に重要な役割を果たすだけでなく、細胞外の環境を 感知し細胞内に知らせるアンテナの役割もあることがわかってきました。 (詳細はこちらへ

  
=除草剤抵抗性遺伝子の拡散リスク評価=  ―下野綾子助教―

現在地球上で爆発的に増え続ける人口を支えるために、様々な農薬が多用され、作物の栽培効率が向上されてきました。 一方、こういった農薬を多用し続けると耐性をもつ突然変異型の生物が出現してきます。 下野綾子助教は、除草剤抵抗性遺伝子の拡散可能性を評価するために、抵抗性遺伝子の後代への遺伝、 集団間の遺伝子流動の程度、遺伝子流動に影響を与えうる生活史特性(開花期や種子生産等)について研究を行っています。 (詳細はこちらへ

  
=平成24年度「さきがけ」に丹羽隆介准教授の研究提案が採択=
― 丹羽隆介准教授 ―

生命環境科学研究科・生物科学専攻の丹羽隆介准教授による研究提案が、独立行政法人科学技術振興機構の平成24年度戦略的創造研究推進事業「さきがけ」の 新規研究課題として採択されました。 丹羽准教授は、研究領域「生体における動的恒常性維持・変容機構の解明と制御」(春日雅人研究総括)において、 「個体の発育の恒常性を調節する器官間液性因子ネットワークの解明」と題した研究を実施します。 「さきがけ」は、国が示した戦略目標に基づき、個人研究者単位で研究を推進するための支援システムであり、 若手・女性研究者の登竜門として位置づけられています。
参照:http://www.jst.go.jp/pr/info/info906/besshi2-14.html
(詳細はこちら:丹羽隆介准教授の研究トピックス

  
=井川演習林での取り組み=  -生命環境系 今泉文寿助教―

農林技術センター井川演習林は、他の演習林同様に生命環境科学の生物学、地球科学、農学(林学)、のすべての領域の研究教育が可能な施設です。 特にこの井川演習林は、3つの地殻プレートが交差する世界でも稀な地学的背景を持つ中部山岳地域に位置していることから、 この地域に研究フィールドを有する筑波大学・信州大学・岐阜大学の三大学連携 「地球環境再生プログラム ~中部山岳地域の環境変動の解明から環境資源再生をめざす大学間連携事業~」 (通称、Jalps)に取り組んでいます。
この井川演習林をフィールドワークにされていらっしゃる今泉文寿助教の研究をご紹介いたします。
詳細はこちら

  
=八ヶ岳・川上演習林(長野)よりヤマネの生態=
- 門脇正史助教 ―

生命環境系農林技術センターでは、筑波実験林(茨城)、井川演習林(静岡)、八ヶ岳・川上演習林(長野)と3つの演習林を管理しております。 八ヶ岳・川上演習林は、水源涵養保安林に指定されていることから、多岐にわたる研究に対応されております。 この川上演習林でヤマネの生態について研究活動をしておられる門脇正史先生に お話を伺いました。 (小型ヤマネ科動物用巣箱
インタビュー記事「八ヶ岳・川上演習林より

  
=「筑波山地域ジオパーク推進協議会」発足=
- 地球進化科学専攻 久田健一郎教授 ―

本学と市内研究機関、つくば市他3市による「筑波山地域ジオパーク推進協議会」が、8月23日発足いたしました。 県内においては、茨城大学と県北、県央の市長村による「茨城県北地域ジオパーク」が設置されておりますが、 筑波山周辺の地質学的特徴を活かした産官学連携によるこの「ジオパーク推進協議会」の発足で、今後、 さらに本学の地球環境学の活躍が期待されます。
詳細はこちらへ
インタビュー記事「小さくまとるな! 地球が舞台だ!

  
=過度のカフェイン服用が細胞死を引き起こす仕組みを発見=
- 桑山秀一講師 ―

カフェインには覚醒作用、脳細動脈収縮作用、利尿作用があり、嗜好品として世界中で飲料されていますが、 実はその細胞への効果はまだまだ不明 な点 が多い物質です。今回の研究成果は、過剰のカフェインが毒となる 機構にアラキドン酸というヒトでの重要な生理活性物質であるプロスタグランジンの前駆物質が関与していると いうことを初めて明らかにしたことです。カフェインは抗がん剤作用を増強する活性もあることから、 今回の研究成果は現在服用されている抗がん剤の効率化の進展に寄与ことが期待されます。
詳細はこちらへ
インタビュー記事「「生とは何か」を追い求めて

  
=きのこ類の多様性を考える 自然界におけるきのこ類の多様化のなぞと、その生き方に迫る=  - 糟谷大河博士 ―

本学の卒業生である糟谷大河先生の研究トピックスをご紹介いたします。 糟谷大河先生は、現在、石川県において博物館学芸員として勤務するかたわら、きのこ類の研究を行っています。 食材として、わたしたちの生活に身近な「きのこ」。でも、きのこっていったい何者なのでしょうか?きのこの仲間は 「菌類」と呼ばれる生物群に位置しますが、実は、世の中にどれだけの種類がいて、どんな生き方をしているのかが、 よくわかっていないのです。 私は、「きのこって何?」という基本的な疑問を出発点とし、筑波大学在学中から、自然界でのきのこ類の多様性や生き方を探るべく、 フィールドワークと標本観察や分子系統解析を併用しながら、研究を続けています。 (詳細はこちらへ

  
=人口降雨実験に成功=  ― 真木太一客員教授研究チーム ―

本学の真木太一客員教授が率いる研究チームが、液体炭酸の空中散布による人工降雨実験に成功したと発表されました。この実験成果は、6月26日付け新聞各紙にて報道されたほか、 6月25日(月)文化放送にて、「“人工降雨”の最前線」と題して紹介されました。
研究発表、新聞報道についてはこちらへ
インタビュー記事:「人口降雨実験に成功

  
=ミトコンドリアDNAの突然変異はがん細胞の転移能獲得に寄与する=
― 林純一研究室 ―

林純一研究室では、ミトコンドリアが独自に持っているミトコンドリアDNA(mtDNA)や、その突然変異が、 生命現象とどのように関わっているのかを様々な角度から研究しています。
研究内容についての詳細はこちらへ
また、「ホワイトライオン」の異名を持ち、学生から絶大な人気のある林先生から、お話を伺いました。
記事:「二つの信念に対する二つの矛盾

  
=過去・現在・未来における気候変動の解明=  ― 植田研究室 ―

Climate(クライメイト)とは日本語で「気候」を指します。本研究室では、気候の成立とその変動メカニズムについて、 観測データと数値モデルを組み合わせることにより研究を行っています。対象としている空間スケールは全球ですが、 とりわけ日本を含む広域モンスーンを中心に研究を進めています。 (詳細はこちらへ

  
=火山島における陸上生態系の形成・発達過程 生態系の成り立ちとその保全を考える=  ― 上條隆志准教授 ―

森林生態環境学研究室では、森林から草原、沙漠に至る生態系の保全と持続的利用を目指し研究を行っています。 上條隆志准教授が現在メインに行っている「火山島における陸上生態系の形成・発達過程」の研究を紹介するとともに、 研究室全体の研究活動をよく表す三つのトピックスに絞って紹介いたします。 (詳細はこちらへ
インタビュー記事「学ぶことの楽しさを大切に

  
=海洋への炭素吸収プロセスに対する海洋酸性化の影響 マリンスノー生成プロセスの応答から=  ― 和田茂樹助教 ―

産業革命以降、大気中の二酸化炭素量は増加し続けており、その結果として生じる地球温暖化が大規模気候変動として広く知られています。 しかし近年になって、大気中で増加した二酸化炭素の一部が海洋へ吸収され、海洋のpH が低下する「海洋酸性化」が深刻な地球気候変動として新たに注目され始めています。 海洋酸性化は、海水中の生物に様々な影響を及ぼしますが、その中でも近年になってプランクトン群集由来のコロイド態有機物の生成・分解が変化することが明らかとなってきました。 コロイド態有機物は海水中で凝集してマリンスノーとなり深海へ沈降することで、海洋表層の炭素を深層に隔離・吸収する役割を担います。 そこで本研究では、酸性化の進行に伴いマリンスノー形成に変化が生じると仮説立て、実験的にその影響を評価します。 (詳細はこちらへ

  
=神経の局所翻訳制御における脱ユビキチン化酵素USP15の機能解明=
― 千葉智樹教授2 ―

ユビキチンシステムは、タンパク質の分解のみならず、転写や翻訳、シグナル伝達や膜輸送など、生体内の様々な生理現象を調節しています。 近年、このユビキチンシステムが中枢神経系でのシナプス制御を介して、高次脳機能制御にも深く関わっていることが明らかとなってきました。 私たちは脱ユビキチン化酵素USP15が、シナプス部位でのタンパク質合成を調節し、神経ネットワーク制御に関与しているのではないかと考え、 研究を進めています。 (詳細はこちらへ
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=細胞死を促進する暗号は、生体では寿命コントロールシグナルとして機能=
― 深水昭吉教授 ―

多くの生物において、カロリーの摂取制限による寿命延長や加齢に関連する疾患の発症遅延が観察されています。 長年にわたりそのメカニズムは不明でしたが、1997年にインスリン受容体を欠損させた線虫の寿命が野生型に比べ2倍に延長することが発見されたことにより、 インスリン経路と寿命をつなぐ分子メカニズムが少しずつ明らかになってきました。 インスリン経路では、転写因子・FOXO/DAF-16が重要な働きをしています。 (詳細はこちらへ

  
=食資源の機能解析と有効利用=  ― 礒田博子教授 ―

食資源利用科学研究室では、食薬資源の機能解析と有効利用に関する研究、食品・環境リスク評価に関する研究を行っております。 機能性評価および環境リスク評価において、動物細胞工学を応用した30種類以上のバイオアッセイを用いて、新しい生理活性機能の探索やそのメカニズム解明を行っています。 さらに北アフリカ地中海圏の食薬資源研究を現地研究機関と共同で進めており、成分分析・フィールド調査・生物資源情報収集を活発におこない、 その研究成果を医薬品、化粧品、機能性食品、環境安全性確報などの開発に応用し、地域経済開発に貢献できると考えております。 (詳細はこちらへ

  
=生態系同士の繋がりが生物を支える=  ― 今孝悦助教 ―

地球上には様々な生態系が存在します。高山や熱帯多雨林、塩性湿地帯、干潟、サンゴ礁、熱水噴出口など、あらゆる場所に多様な生物が棲み、それぞれに独自の生態系が形成されています。 そして、そのような生態系は各々が独立して存在するのではなく、互いに何らかの関係を保ちながら存続しています。 とりわけ、水に取り囲まれている海洋では、水中を漂う物質を介して生態系同士の繋がりが顕著に表れます。 私たちは海洋において、このような生態系の繋がりが生物の生存に果たす役割を探っています。 (詳細はこちらへ

  
=昆虫類の系統進化を比較発生学から読み解く=  ― 町田龍一郎教授 ―

昆虫類は、種数において全動物の75%を占めるといわれるほど多様化した動物群で、主要群の分岐は数億年前までにさかのぼるといわれています。 そのため、彼らの進化を読み解くことは容易ではなく、比較形態学や分子系統学など多方面からのアプローチにもかかわらず、高次系統でさえ議論が定まらないというのが現状です。 私たちの研究室では、昆虫類の進化を比較発生学という立場から考察しています。 (詳細はこちらへ

  
=植物のアポプラストと導管液=  ― 佐藤忍教授2 ―

以前、このトピックスにて紹介させていただいた佐藤忍先生に再登場していただきました。 今回は佐藤忍先生の研究テーマである「植物アポプラストの機能解明」についてです。 また、レポートの最後に「植物に対するスタンス」として、佐藤忍先生の植物に対する探究心と穏やかな人柄そのものの素敵なブログもご紹介させていただきます。 (詳細はこちらへ

  
=微小化石から大絶滅に迫る=  ― 上松佐知子准教授 ―

一般に顕微鏡を用いて観察する小さな化石を微化石と呼ぶ。微化石はほとんどの堆積岩に含まれ、個体数が多く、 ほとんどの場合累重した地層から連続的に産することから、示準化石・示相化石としてきわめて有効である。 プランクトンの化石である放散虫や有孔虫、微細な魚類の歯であるコノドント等の微化石を用いて、地球の 歴史を考察する一例を紹介する。 (詳細はこちらへ

  
=網膜色素変性症の責任遺伝子klhl7の分子メカニズムの解明=
― 千葉智樹教授1 ―

タンパク質分解の異常は癌、神経疾患、免疫疾患を初めとする様々な病気の原因となることが知られています。 本研究では、優性遺伝型網膜色素変性症の責任遺伝子産物KLHL7が、タンパク質分解経路で機能しており、 病原性変異ではその機能を低下させることを明らかにしました。本研究成果は、網膜色素変性症の治療への手がかりとなる のではないかと期待されます。 (詳細はこちらへ

  
=放射性物質の環境影響への対策 文部科学省委託のモニタリング大学連合チーム(FMWSE)の設置=  ― 恩田裕一教授 ―

東日本大震災の大津波により, 東京電力福島第一原子力発電所の原子炉施設から放射性物質が周辺地域に飛散しました。 現在、除染などの対策基盤策定のための調査や, 長期予測を視野に入れた,放射性物質の移行に関する学術研究の必要性が高まっています。 筑波大学大学院生命環境科学研究科の恩田裕一教授らは,福島陸域・水域モニタリング大学連合チーム(FMWSE)を設置し、 放射性物質の環境影響への対策基盤の確立に取り組んでいます。 (詳細はこちらへ

  
=北極振動と異常気象・地球温暖化の関係 21世紀の地球温暖化予測は過大評価されている=  ― 田中博教授 ―

異常気象をもたらす北極振動は、地球温暖化の空間パターンを決める要因の一つであります。この北極振動は、 数十年スケールでカオス的に変動する地球大気の固有解であることが解明されました。 温暖化予測を行う気候モデルでは、このカオス的な過去の内部変動を二酸化炭素の増加でチューニングし、 観測と一致させてモデルを検証していると考えられます。このことから、21世紀の地球温暖化予測が過大評価されている可能性を指摘しました。 (詳細はこちらへ

  
=研究室発のイノベーション~微生物を利用して抗生物質を効率的に作ることをめざす!~=  ― 橋本義輝准教授 ―

抗生物質や免疫抑制剤などの薬に使われる有用物質は、放線菌という微生物に よって作られています。筑波大学生命環境科学研究科の橋本准教授は小林達彦教 授と共同で、放線菌がタンパク質を作る量を劇的に増やす方法を開発し、有用物 質の生産効率を上げるのに有効な基盤技術の開発に成功しました。 (詳細はこちらへ

  
=海溝型地震時の断層浅部破壊過程を解明 津波発生過程を理解するうえで重要な成果=  ― 氏家恒太郎准教授 ―

海溝型地震時にいかにして断層浅部破壊が起こり津波を引き起こすのかよく分かっていませんでした。 筑波大学生命環境系の氏家恒太郎准教授と京都大学理学研究科の堤昭人助教らは、南海トラフの断層浅部物質から 採取した物質を用いて高速摩擦実験と実験試料の微細構造解析を行い、津波を引き起こすような断層浅部破壊は、 含水状態で断層物質が流体のように振る舞って摩擦を大きく下げることで引き起こされ、しかもその証拠を断層中に 残しうることを明らかにしました。この成果は、米国地球物理学連合が発行する国際誌Geophysical Research Letters と英国ロンドン地質学会が発行する論文特集号「Geology of the Earthquake Source」に掲載されました。 (詳細はこちらへ

   
=傷ついた植物の茎が治るメカニズムを解明=  ― 佐藤忍教授1 ―

植物にとって茎は植物体をさせるのに重要な器官です。この茎が自然界において食害などにより傷つけられていることはよく見られます。これを治すことは植物が生きる上で必要不可欠ですが、その分子メカニズムは未だ明らかにされていませんでした。 筑波大学生命環境科学研究科の佐藤忍教授と帝京大学理工学部の朝比奈雅志助教(2004年 生命共存科学専攻修了)らは、茎の傷が治るのに必要な2つの遺伝子を明らかにし、この遺伝子がオーキシンと2つの傷害応答ホルモンによって、 傷の上部と下部で別々に制御されていることを明らかにしました。この成果は米国科学アカデミー紀要(vol 108, no 38, September 20, 2011)に載りました。 (詳細はこちらへ
  植物への遺伝子導入効率を劇的に向上させる方法で「21世紀発明奨励賞」受賞 =植物への遺伝子導入効率を劇的に向上させる方法で「21世紀発明奨励賞」受賞=  ― 江面 浩教授 ―

植物への遺伝子導入はシロイヌナズナやイネなどのモデル植物ではうまくいっても、他の植物では難しいことが多く、植物の基礎研究を行う上で大きな問題となっています。また遺伝子組換え作物の実用化と言った点からも、多様な植物に遺伝子を導入する方法の必要性は高くなっています。 筑波大学遺伝子実験センターの江面教授らは、「スーパーアグロバクテリウム」を開発し、遺伝子導入の効率を劇的に向上させることに成功しました。 (詳細はこちらへ

=植物が活性酸素を制御する仕組みを解明 抗マラリア薬創製のきっかけにも=  ― 溝口 剛准教授 ―

自ら移動することのできない植物は、活性酸素の量を厳密に調節して病害虫や病原菌による傷害を防いでいます。しかしながら活性酸素の量をどのような機構により厳密に調節しているのかはよくわかっていませんでした。今回、理研植物科学研究センターの高橋史憲研究員、筑波大学大学院生命環境科学研究科の溝口剛准教授らはリン酸化酵素MPK8がカルモジュリンと協調して活性酸素の量を調節していることを明らかにしました。MPK8に類似した酵素はマラリア原虫には存在し、ヒトには存在しないことから、有効な抗マラリア薬の創製にも期待が持てます。 (詳細はこちらへ

 
 
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