
東 照雄(生命環境科学研究科長)人類が数千年にわたって築いてきた文明は、21世紀の今日、大きな試練を迎えています。地球温暖化はいよいよ現実のものとなりつつあり、環境汚染も続いています。一方で、生物多様性の減少が指摘され、多くの動植物が絶滅の危機にさらされています。人口問題、食糧問題、水資源問題も深刻化し、資源の枯渇も懸念されます。貧困問題、民族・宗教問題も環境と係わっています。地球と生命は大きな課題を背負っています。人類は、こうした問題を解決しながら、地球と生命と環境が共生できる新たな社会を構築して行かなければなりません。生命環境科学研究科は、地球と生命と環境に関わる生命環境科学の基礎、応用、そして文理融合型の学際分野まで、多様な分野で活躍できる研究者と高度職業人の養成を目的に設置されました。平成12年4月、それまで独立した研究科としてそれぞれの研究分野で人材養成を行っていた地球科学研究科、生物科学研究科、農学研究科が統合・再編された研究科で、まさしく地球と生命が 抱えている諸問題に立ち向かうにふさわしい研究科であります。平成19年修士課程であった環境科学研究科が編入され、名実も共に地球環境科学研究科となりました。これまで研究科の力を集めて多くの人材を輩出してきましたが、さらに望ましい教育研 究指導体制を目指して、教職員一丸となって生命環境科学研究科の発展に努力していきます。バラエティに富んだタレントをもった学生の皆さんを待っています。